【商品概要】
金井 美恵子(著/文)
発行:講談社
文庫判 208ページ
定価 700円+税
【内容紹介】
孤独な魂と猫(タマ)の奇妙な日々を、独特のユーモアで描く珠玉の連作短編集。
顔が大きくて丸い猫をおしつけられて、ぼくは困ってしまう。間もなく五匹の仔猫も誕生した。気ままで頼りない、おかしな人間たちと猫との日々。さびしさも哀しみもゆるやかに流れ……。英米をはじめ翻訳出版が欧州各地で話題の著者による、猫のようにしなやかな美文。読む喜びをもたらす麗しの連作短編新装版。
【目次】
タマや
賜物
アマンダ・アンダーソンの写真
漂泊の魂
たまゆら
薬玉
「タマや」について あとがきにかえて
解説 武藤康史
【著者プロフィール】
金井 美恵子 (カナイ ミエコ) (著/文)
高崎市生まれ。1967年、19歳の時に「愛の生活」が太宰治賞候補作となり、作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞受賞。小説、エッセイ、評論など刺激的で旺盛な執筆活動を続ける。1979年『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、1988年『タマや』(本書)で女流文学賞を受賞。その他の著書に『兎』、『岸辺のない海』、『文章教室』、『恋愛太平記』、『柔らかい土をふんで、』、『噂の娘』、『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』、『お勝手太平記』、『『スタア誕生』』など多数。エッセイ集に『夜になっても遊びつづけろ』、「目白雑録」シリーズ、「金井美恵子エッセイ・コレクション」シリーズ(全4巻)ほか。近年、アメリカ、イギリスをはじめ、ヨーロッパ各地での翻訳により世界的に注目が高まっている。
【元ツイート】
https://x.com/CatsMeowBooks/status/1894178632878494110