










【商品概要】
富田園子(著/文)はしもとみお(イラスト)行政書士 磨田薫(監修)
発行:日東書院本社
A5判 128ページ
定価 1,500円+税
【内容紹介】
シリーズ累計15万部超え「いちばん役立つペットシリーズ」から、飼い主の死後/要介護状態になっても、猫を守るための知識・備え・セーフティネットを網羅した一冊が登場。
・猫に遺産を相続できる?
・猫の命を救う「遺言書」の書き方
・「うちの猫ノート」があれば安心
・自分が倒れたときの緊急連絡先
・安心安全な老猫ホームの見つけ方
・猫の世話もお金も託す「ペット信託」
など、猫を絶対に守る「しくみ」作りを徹底解説します。
イラストは大人気画家 はしもとみおさんが担当。
特別インタビューでは、自身も3匹のシニア猫と暮らす杉本彩さん(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva代表)を取材しました。
【目次】
はじめに
私たち飼い主にできることは、元気なうちに愛猫を路頭に迷わせない「しくみ作り」をしておくこと。そうすればこの先、年を取って体が思うように動かなくなっても、健康に不安ができても、愛猫を守ることができます。
また、命はあるものの、自分が要介護状態になったり認知症になったりして猫のお世話ができない状態になる場合もあります。そんなときも、ちゃんと事前にしくみ作りをしておけば、愛猫が路頭に迷わずに済みます。
さらにさらに、若い飼い主さんでも、とくに一人暮らしの方は、やはり愛猫のためのセーフティネットが不可欠です。セーフティネットとは、自分が万一、今日帰宅できなくても、猫のお世話が滞りなく行われるためのしくみ作り。若くて元気だと、自分の命の心配なんてしないものですが(私もそうでした)、人間だれしも、いつ事故や災害に巻き込まれるかわからないものです。家に帰れず、猫が空腹のままだれにも気づかれず放置される……そんなことが起こらないよう、対策しておかねばなりません。
ですからこの本は、高齢の飼い主さんに限らず、すべての飼い主さんに読んでいただきたいと思っています。自分に「もしも」のことがあっても、愛する猫を守りたい。そう考えるすべての人にこの本を贈ります。
――「はじめに」より
第一章 自分の身に何かあったとき、愛猫を託せる人はいますか?
現実にある、悲しい事件/万一のとき、愛猫を託せる人はいますか?/愛猫にいくら残せばいい?/頼れる人がいない場合は老猫ホームや愛護団体を探す/猫といっしょに入れる高齢者施設もある/貯えがない場合は保険を活用しよう/猫の健康管理も欠かせない
第二章 必ずしておきたい手続きと書類作り
「うちの猫ノート」に愛猫のデータをまとめよう/自分の「エンディングノート」を作ろう/猫のための〈遺言書〉を作ろう/〈遺言書〉を書かないとどうなる?/「負担付遺贈」をするための〈遺言書〉/より強力なセーフティネット〈ペット信託〉/〈ペット信託〉の契約書の作り方/〈信託契約書〉といっしょに〈遺言書〉も作ろう/〈信託契約書〉を作ったけれど、自分で愛猫を看取った場合はどうなる?
第三章 命のバトンタッチを成功させる
自分が倒れたらすぐに気づいてもらうシステムを作ろう/自宅で人知れず倒れたとき気づいてもらうためには/自治体の見守り制度を調べてみよう/地域担当の民生委員さんとつながっておこう/緊急連絡カードをつねに携帯&部屋に貼っておく/スマホアプリを活用しよう/玄関の鍵を開けてもらう方法を考えておく/愛猫を託す人には猫に会いに来てもらう/猫を託す人がすぐに駆けつけられない場合/新居へ移動するときの猫の捕まえ方を考えておく/弁護士や行政書士と「見守り契約」を結ぶ方法もある
column
▪ 動物環境・福祉協会 Eva 理事長 杉本彩さんに聞く高齢者とペット問題
▪ ペット信託で保護猫カフェに来たあずきちゃん
▪ 飼い主さんの入院で保護猫カフェに来たヤマトくん
▪ 愛護団体が支える高齢者とペットの暮らし
書き込み式「うちの猫ノート」