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私という猫 完全版

2,640円

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※サイン本は完売しました。 ※本書は版元から売上の3%が地域猫・保護猫活動に寄付されます。そこで当店からの割合は12%(通常10%)とし、販売価格のうち計15%が寄付に充てられるようにします。 ※完全版としてボリュームのあるサイズですので、レターパックプラス(全国一律600円)による発送となります。送料のご負担につきまして何卒ご了承ください。 ※Cat's Meow Booksオリジナルブックカバー(青版)をお付けします。 【商品概要】 イシデ電(著/文 | イラスト) 発行:ことさら出版 A5判 縦210mm 横148mm 厚さ35mm 528ページ 定価 2,400円+税 【内容紹介】 もしも私が猫だったらば とっくに死んでいる ほんの幾年か生きて死んだ 踏むごとに残す間もなく消えてった 私という猫の足跡 Xで13万いいねの反響を巻き起こした『ポッケの旅支度』(KADOKAWA)のイシデ電が、野良猫たちの苛烈かつ鮮烈な生を描いた代表作『私という猫』。 幻冬舎コミックスより単行本全3巻で刊行され、現在は入手困難な同作を1冊にまとめた完全版です。 【ためし読み】 全528ページのうち、260ページまでの本編(番外編・おまけマンガを除く)を下記ページよりご覧いただけます。 https://kotosara.net/special/comic/wataneko-sample.html 【版元より】 2007年から2019年にかけて著者ブログで描かれた『私という猫』。 手塚治虫先生における『火の鳥』のような、著者渾身の畢生の一作です。 本作は、冒頭に引いたように「もしも私(著者)が猫だったなら」というモノローグから始まるものの、「人間の知識で窮地を脱する」的ファンタジー展開は一切ありません。 むしろ、著者の前世が野良猫であったかのような、リアルな野良猫社会が描かれます。 野良猫「私」の生活は、マンガならではのダイナミズムに満ち溢れています。 その理由は、野良猫のリアルがそうであるからなのか。 あるいは、著者がリアルではなく、リアリティを帯びた物語を描いているからなのか。 猫に詳しくないヒトの担当者にはわかりかねますが、このマンガには、人間の心を揺さぶる強い力があります。 そして、その力の立脚点は、冒頭のモノローグにあると考えます。 本作を読まれて、「自分が猫だったら」と考えたとき、主人公「私」の過酷な猫生と、自身の人生を重ね合わせる方もいるかもしれません。 実は「もしも私が猫だったなら」という設定は、内容のために考えられたものではなく(その理由は著者あとがきに書かれています)、実際に物語は人間の「私」と無関係に進んでいきます。 ですが、そんな本作は「もしも私が猫だったらば」と描き始めた時点で、こう終わらせると著者が決めていたかのようなラストを迎えます。 また完結に至る道中には「ただ生きること」の価値や美しさが織り込まれています。 そんなマンガが、人間と猫を重ね合わせた始まりと終わりになっていることで、より読者に訴えかける力を獲得している。そして社会情勢が年々厳しくなる中、結果的には今こそ読まれるべき作品になっている――と考えます。 とはいえ、野良猫「私」の猫生は、ただ辛いだけのものではありません。 かわいい内容を期待して読むと、喜怒哀楽を全身に浴びて火傷するような異形の猫マンガですが、喜も楽もあります。 「私」とその仲間たちの躍動感溢れるアクションや、コミカルな掛け合いも盛りだくさんです。 厳しくも楽しい、悲しくも美しい、唯一無二にして空前絶後の猫生讃歌。ぜひ、ご一読ください。

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