{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/3

マンガ ねこの言いぶん もしもカウンセラーが耳を傾けたら

1,980円

送料についてはこちら

【商品概要】 菅 佐和子(作)おがわさとし(画) 発行:木立の文庫 A5判 縦210mm 横148mm 厚さ16mm 重さ 240g 146ページ 並製 価格 1,800円+税 【内容紹介】 数多の「愛猫家」にお届けするのは、三匹の人間模様ならぬ「ネコ模様」、人間との交流“ウラ話”の、ストーリー漫画(ノンフィクション)。その醍醐味は、ベテラン心理カウンセラーが三匹の“本音”を傾聴して、ネコと人間の「家族心理」を描き切っているところ。 そんな原作の骨髄を読み抜き“作品化”したのは、京都大学で河合隼雄に臨床心理学を学んだマンガ家。この作品を一読すると、愛しい猫たちの「声にならない声」が聞こえてくるようになります。 アニマル系“当事者”ナラティヴ――【巻末に竹宮惠子氏メッセージ】 【目次】    プロローグ 第一幕 ヤングケアラーになった僕――誇り高いクロ 第二幕 ひとりぼっちのわたしが…――ソウルメイトのチーコ 第三幕 欲しいものは自分で…――ナンバーワンをめざすミーコ    エピローグ     すべて実話です(菅佐和子)    はなのこと(おがわさとし)    幾多の猫とその個性とのおつきあい(竹宮惠子) 前書きなど あとがきより 直近ほぼ三十年間の私の生活を振り返ってみますと、心理臨床の大切な「糧」となるさまざまなことを身に沁み込むように教えてくれたのが、この作品の主人公、クロ、チーコ、ミーコという三人の猫たちでした。かれらは、人間と同じような豊かな感情と意志を持ち、人間に寄り添って生きていました。 それはひょっとすると、私がかれらを、ペットというより人間のような家族として扱い、常に話しかけ、心理カウンセラーという仕事柄もあってか、その気持を想像して、言語化し、共感を伝える、というような日常を送ってきたことと、関係があるのかもしれません。 そうこうするうち、なんと木立の文庫・代表の津田敏之氏から「このエッセイを、猫たちの側から、それぞれの視線と想いで書き直してみては?」というユニークなお勧めを戴きました。そこで私は、三人の猫になったつもりで、かれら一人ひとりの独白を織り交ぜながら、三幕ものの物語を書いてみました。 虹の橋の彼方でクロ、チーコ、ミーコは、おがわ先生のペンによって蘇った自分たちの姿を、どのような想いで眺めているでしょうか……。 本書がひとりでも多くの、猫愛あふれる皆様のお手許に届くことを祈っています。 【竹宮惠子氏から ひと言】 私にとって猫は、生まれた時から隣にいた動物で、 ……生まれたばかりの赤ん坊と猫が一緒にいることについては、「赤ん坊の頭をかじるからダメ!」「バイキンを持って帰るから危険」と、さまざまな言われようだったみたいだけれど、 ……おかげで私は“猫カースト"と付き合うのが得意な人間に育ったかもしれません。 【竹宮惠子氏から もうひと言】 作画のおがわさとし先生は、私が頼み込んで京都精華大学ストーリーマンガコースに入ってもらった人。ミリペンとダーマトグラフが融合したやさしい絵が、この物語とピッタリ合っています。 ……猫はたしかに、運命や孤独と「戦わずしてなじんでゆく」術に長けているから、作者の菅佐和子先生の心理学的な考察にもピッタリです。 【著者プロフィール】 菅 佐和子 (スガ サワコ) (作) 1949年生まれ、京都大学大学院教育学研究科を修了、教育学博士。愛知医科大学精神科・愛知女子短期大学に勤務。その後、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系・関西看護医療大学・京都橘大学の教授を経て、京都大学名誉教授。臨床心理士。 私は、本を読むのが大好きで「将来は物語を書くような仕事をしたい」と夢見る子どもでした。ところが、小学5年生のときに転校して、思いもよらないイジメに遭う体験をしました。SOSを出すすべもなく、心を凍らせてじっと一人で耐えるしかありませんでした。学校からはもとの町に戻り、イジメはなくなりましたが、思春期の入口で失った自己肯定感、人に対する信頼感が当時、回復することはありませんでした。 そんな私が、大学に入って巡り合ったのが、臨床心理学・カウンセリングという分野でした。人と人とが向き合い、対話やイメージ表現などを通して心の傷をいやすという仕事です。私はその分野に出会ったことで「自分が求めているのはこれだ」と感じたのでした。 おがわさとし (オガワ サトシ) (画) 1962年生まれ、京都大学教育学部教育心理学科卒業。1997年「水の下の千の夢」(『ビッグコミックスピリッツ増刊』)でデビュー。その後『ビッグコミックスピリッツ』などに短編を発表。京都精華大学マンガ学部マンガ学科/大学院マンガ研究科教授を経て、京都精華大学名誉教授。 著書に『京都 虫の目あるき――みちくさスケッチ』〔とびら社,2003年〕がある。 人生の師と呼べる交流があったわけではありませんが、私にとっての師を挙げるなら、それは手塚治虫先生と、河合隼雄先生だと思っています。漫画はぼちぼちですし、臨床心理学については不真面目な学生でしたが、その二つが自分の人生に与えた影響は深く大きなものでした。縁あってその二つの間の仕事が出来たのは幸せなことです。 【元ツイート】 https://x.com/CatsMeowBooks/status/1812643565853638842

セール中のアイテム