【商品概要】
朽木 祥(著/文)高橋 和枝(著/文)
発行:講談社
A5 144ページ
定価 1,500円+税
【内容紹介】
うちのかわいいねこは、家の外でいったい何をしているの?
小学生の男の子、信ちゃんが公園で捨てねこを拾い、保護して、育てる。
ねこの秘密を探っていくまでの1年間の子ねこドキドキ成長物語。
野球帽にすっぽりはいるくらい小さい茶トラの子ねこは、「トラノスケ」と名づけられる。
ラブラドールのでっかいけれど気の弱い犬の「ダン」と、優しい男の子、信ちゃんと暮らすようになる。
ある日、信ちゃんは、子ネコのトラノスケの鳴き声が<まってたんだよー>ときこえた、ような気がた。
これって空耳? 不思議なことが起きるエブリディ・マジックな物語。
●他者の気持ちに寄り添う、あたたかい心を育てる物語。<小学3年生以上対象>
巻末に猫大好き作家&画家の「ねことなかよくなる」スペシャルガイド付き。
※小学3年生の国語教科書(光村図書)に掲載された
「もうすぐ雨に」の主人公の少年と飼いねこのトラノスケが登場する物語です。
教科書で『もうすぐ雨に』を読んだ子どもたちは、もっと楽しめます!
【目次】
1 とびこんできた子ねこ
2 ねこの名前
3 犬は家出できない
4 すず、鳴る
5 ねこのご用
6 エリザベスじけん
7 あやしいねこたち
8 生きわかれのきょうだい
9 エリザベスとトヨヒメ
10 雪の日
【著者プロフィール】
朽木 祥 (クツキ ショウ) (著/文)
広島出身。被爆2世。
デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞他受賞。その後『彼岸花はきつねのかんざし』(学研)で日本児童文芸家協会賞受賞。『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞受賞。『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞他受賞。『あひるの手紙』(佼正出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。
ほかの著書に『八月の光 失われた声に耳をすませて』(小学館)、『海に向かう足あと』(カドカワ)などがある。2016年『八月の光』より「石の記憶」がNHK国際放送から17言語に翻訳されて50カ国に放送、東京FMからは朗読劇として発信された。
近年では、『光のうつしえ』が英訳刊行され、アメリカでベストブックス2021に選定されるなど、海外での評価も高まっている。日本ペンクラブ子どもの本委員会委員。
高橋 和枝 (タカハシ カズエ) (著/文)
神奈川県生まれ。東京学芸大学卒業。絵本に、「くまくまちゃん」シリーズ(ポプラ社)、『ねこのことわざえほん』(ハッピーオウル社)、『りすでんわ』(白泉社)、『くまのこのとしこし』『トコトコバス』(ともに講談社)、『うちのねこ』(アリス館)など多数ある。童話に「くまくまちゃん」シリーズ(ポプラ社)、『りすでんわ』(白泉社)、漫画に『火曜日のくま子さん』(中央公論新社)がある。
挿絵をてがけた作品に『月夜とめがね』(あすなろ書房)、『れいちゃんのきせつのせいかつえほん』(のら書店)『銀のくじゃく』(偕成社)、「ハートウッドホテル」シリーズ(童心社)などがある。朽木祥との共作に『とびらをあければ魔法の時間』(ポプラ社)がある。
【元ツイート】
https://x.com/CatsMeowBooks/status/1737264064819273906