
【商品概要】
山口仲美(著/文)
発行:光文社
文庫判 296ページ
定価 960円+税
【内容紹介】
「私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなのです。私たちは、犬の声は「わん」だとばかり思っていますから、「ひよ」と書かれていてもにわかには信じられない。雛じゃあるまいし、「ひよ」なんて犬が鳴くかって思う。でも、気になる。これが、私が擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。」-英語の三倍・一二〇〇種類にも及ぶという日本語の「名脇役」擬音語・擬態語の歴史と謎を、研究の第一人者が興味深く解き明かす。
【目次】
第1部 擬音語・擬態語の不思議(擬音語・擬態語に魅せられる
擬音語・擬態語のかたち
擬音語・擬態語の寿命
擬音語・擬態語の変化 ほか)
第2部 動物の声の不思議(昔の犬は何と鳴く
ニャンとせう-猫
チウき殺してやらう-鼠
モウモウぎうの音も出ませぬ-牛 ほか)
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1669493590559686656