【商品概要】
飯島 周(著/文)
発行:平凡社
新書判 280ページ
定価 820円+税
【目次】
はじめに
第一章 世に出るまで
一 クラコノシュの庭──少年時代ペチャとイチェク/それぞれの道
二 プラハとの出会い
ギムナジウム/カレル大学で/文筆家の道へ
第二章 ジャーナリスト、作家として
一 日々の流れの岸辺で
わたしはジャーナリストです/普遍性の洞察
二 ロボット誕生
劇作家として/『ロボット』初演
三 郵便屋さんとおまわりさん4
『長い長いお医者さんの話』/主人公は働く人たち
四 旅人の眼
『イタリアだより』/『イギリスだより』/『スペイン旅行記』
『オランダ絵図』/『北欧の旅』/『チェコスロヴァキアめぐり』
五 キュビスム的認識──哲学的認識論三部作
『ホルドゥバル』/『流れ星』/『平凡な人生』
六 政治的動物──政治と文化とのかかわり
「政治的動物」/「政治について」/「わたしはなぜコミュニストではないのか」/「文化」とは何か
マサリク大統領との出会い/『マサリクとの対話』/「大晦日事件」/国民労働党
七 山椒魚との闘い──ファシズムへの抵抗
隣国ドイツに対する警戒/ヨーロッパのあるべき姿/深く刺さったとげ
ナチスドイツに対する抵抗/強まる脅威の中で/病に倒れる
第三章 趣味に生きる
一 多様な趣味
二 犬と猫の飼育──間違いからの出発
ミンダ/イリス/ダーシェンカ/プドレンカ
三 園芸の楽しみ
『園芸家の一年』/チャペックの庭/ストルシュでの生活
四 カレル・チャペックの詩
チャペックの言葉と詩/政治的な詩/フランス詩の翻訳/愛の詩/時事批評の詩
五 カレルと日本
浮世絵への関心/日本からの手紙/関東大震災/チャペックの日本観
第四章 カレルの周辺の人たち
トーマス・マンとの交流/兄ヨゼフ/妻オルガ/義姉ヤルミラ/友人ランゲル/金曜会
注
年譜
カレル・チャペック主要著作一覧
参考文献
あとがき
【著者プロフィール】
飯島 周 (イイジマ イタル) (著/文)
1930年、長野県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。跡見学園女子大学名誉教授。2009年、チェコ文化普及の功績により同国政府から勲章受章。主な訳書に、サイフェルト『マミンカ』、〈カレル・チャペック エッセイ選集〉(いずれも恒文社)、K.チャペック『ホルドゥバル』『平凡な人生』(成文社)、J.チャペック『人造人間』、ハシェク『不埒な人たち』 (ともに平凡社)、K.チャペック『いろいろな人たち』『絶対製造工場』『園芸家の一年』(いずれも平凡社ライブラリー)など。
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1405731974585618434