【商品概要】
南部美香(著/文)
発行:東京新聞出版(中日新聞東京本社)
四六判 193ページ
定価 1,400円+税
【内容紹介】
ネコ専門医として25年以上、患者ネコと飼い主に寄り添ってきた著者が、ネコの理想的な「医・食・住」のあり方をつづり、現代のネコの食や健康へ警鐘を鳴らす。ネコのコロナウイルスにも言及。ネコには、ネコにしか感染しない2つのコロナウイルスがあると認識されてきたが、現在はこの2つは同一と考えられ、発症したら100%死亡する「猫伝染性腹膜炎」(FIP)はネココロナの重症例だとわかってきた。
ネコをFIPで亡くすつらさを経験した飼い主を何人も見てきた著者は、その悲しむ姿を見ると「自分の心も一緒に溶けそうになる」といい、こうつづる。
「溶けた心で毎回思うのは、この悲劇を繰り返さないためにコロナウイルスのない世界をネコのために作ろうということです」
【目次】
第1章 ネコの医学
<伝染病>
1 ネコのコロナウイルス
2 ネココロナ、日本の現状
3 腸コロナの重症化が猫伝染性腹膜炎(FIP)だった!
4 懸命のコロナ治療と後遺症
5 トイレは感染防止の要(かなめ)
6 奪われたコロナ警鐘の機会
7 人もネコもかかる狂犬病
8 伝染力が抜群に強いネコ伝染性鼻気管炎
……ほか全5章で構成
【著者プロフィール】
南部美香 (ナンブミカ) (著/文)
1962年東京に生まれる。獣医師。北里大学獣医学部卒業。厚生省(現厚生労働省)厚生技官を経て、千葉県岩井町(現南房総市)で動物病院を開業。94年米国カリフォルニア州アーバインの猫専門病院「THE.CAT.HOSPITAL」でネコに特化した医療を学ぶ。帰国後、東京・千駄ケ谷に猫の専門病院「キャットホスピタル」を開業する。主な著書は『ネコともっと楽しく暮らす本』(三笠書房)、『愛するネコとの暮らし方』(講談社)、『痛快ねこ学』(集英社インターナショナル)、『0才から2才のネコの育て方』(高橋書店)
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1415149598255902722