【商品概要】
揖斐 高(著/文)
発行:岩波書店
新書判 縦173mm 横107mm 厚さ11mm 重さ 176g 258ページ
定価 900円+税
【内容紹介】
江戸の人びとにとって、漢詩文は、自らの存在を伝統的な美意識の世界と結びつけるものであると同時に、日々の暮らしにおけるさまざまな想い、悩み、人生の悲喜こもごもを記すための身近な表現手段でもあった。具体的な作品を読み解きながら、人びとの感情や思考のあり方を広く掬い上げて、詩の奥深い魅力へと迫る随想集。
【目次】
Ⅰ 風雅のありか
山紫水明
凧の揚がる空
もう一つの詩仙堂
和文漢訳のメソッド
Ⅱ 文人の日常
十七世紀日本のジキル博士とハイド氏
ある聖堂儒者の生活
漢詩人の経済
Ⅲ 生老病死
寿命と歎老
妻を悼む
夫と妻の交換日記
Ⅳ 人生のいろどり
犬派猫派
虫めづる殿様
西施乳と太真乳
牛鍋以前
図版出典一覧
あとがき
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1571720612573511683