【商品概要】
末井昭(著/文)春日武彦(著/文)
発行:イースト・プレス
四六判 312ページ
定価 1,500円+税
【内容紹介】
いくら自分が歳を取っても、たとえ亡くなっていても、消えてなくならない存在をどうするのか。ともに猫好きなエッセイストと精神科医による切実真剣往復書簡。
【目次】
まえがき 末井 昭
書くことがなくなってからが勝負
第1信 末井昭→春日武彦
猫と話す
第2信 春日武彦→末井昭
鼻ちょうちんや巻き舌のこと
第3信 末井昭→春日武彦
夫婦喧嘩は猫も食わないか?
第4信 春日武彦→末井昭
猫の舌
第5信 末井昭→春日武彦
母親の変形した投影
第6信 春日武彦→末井昭
猫嫌い
第7信 末井昭→春日武彦
キー坊の恋、母の恋
第8信 春日武彦→末井昭
隣の女
第9信 末井昭→春日武彦
結核のバリヤー
第10信 春日武彦→末井昭
罪悪感、その他
第11信 末井昭→春日武彦
壊れた母性本能と工場への失望
第12信 春日武彦→末井昭
漫画もどき
第13信 末井昭→春日武彦
野良たちに安泰はない
第14信 春日武彦→末井昭
一家団欒
第15信 末井昭→春日武彦
ラジオ体操と疥癬タヌキと老いた胎児
第16信 春日武彦→末井昭
覆面レスラーと大工の源さん
第17信 末井昭→春日武彦
ねじ曲がったマザコン
第18信 春日武彦→末井昭
母子像と父子像
第19信 末井昭→春日武彦
腹這いのキー坊と顔コンプレックス
第20信 春日武彦→末井昭
今日はいい日、楽しい日
あとがき 春日武彦
罪悪感といかがわしさと
【著者プロフィール】
末井昭 (スエイアキラ) (著/文)
1948年岡山県生まれ。工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、1975年にセルフ出版(現・白夜書房)設立に参加。『NEW SELF』『ウィークエンドスーパー』『写真時代』『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を次々創刊する。2012年に白夜書房を退社。現在はエッセイスト、平成歌謡バンド・ペーソスのテナーサックス奏者として活動。2014年、『自殺』で第30回講談社エッセイ賞受賞。著書に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(ちくま文庫)、『結婚』(平凡社)、『末井昭のダイナマイト人生相談』(亜紀書房)、『生きる』(太田出版)、『自殺会議』(朝日出版社)、『100歳まで生きてどうするんですか?』(中央公論新社)ほかがある。
春日武彦 (カスガタケヒコ) (著/文)
1951年京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医として6年間勤務したのち精神科医に転向。都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長等を経て、現在も臨床に携わる。著書に『不幸になりたがる人たち』(文春新書)、『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋)、『幸福論』(講談社現代新書)、『鬱屈精神科医、占いにすがる』(太田出版)、『猫と偶然』(作品社)、『援助者必携 はじめての精神科 第3版』(医学書院)、『無意味とスカシカシパン』(青土社)、『鬱屈精神科医、怪物人間とひきこもる』(キネマ旬報社) 、『あなたの隣の精神疾患』(インターナショナル新書)、『こころの違和感 診察室』(河出新書)ほか多数。
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1507569673373876231