【商品概要】
ジェフリー・M・マッソン(著/文)青樹 玲(翻訳)
発行:草思社
四六判 320ページ
定価 1,800円+税
【内容紹介】
動物の感情世界をめぐる科学はこのところ大きな進歩を見せていますが、彼ら彼女らが死をどう認識しているのか、また飼い主との別れについてどう思っているのかという、私たちを悩ませる最大の問題については、いまでも明確な答えは出ていません。
また、飼い主が動物との別れにどう向き合えばいいのか、喪失の悲しみをどう捉えたらいいのか、という「最期のとき」にまつわる問題も、難しい課題です。
それらの問いについて、『ゾウがすすり泣くとき』などの著書があり、動物の心の問題をライフワークとしてきた著者が、動物と人間の交流の多種多様な事例を通して、その核心に迫ります。ペットと人間の絆を考えるのに最適な書です。
【項目】
伴侶動物の死について考える/ 人間以外の生物の感情を探求する/犬とともに進化した人間/人との絆にも劣らない動物との関係
/動物に愛はあるのか/猫が人の死を見分ける?/命の恩人と生きたクロコダイル/帰宅を迎えるフグ/人間と仲良くなりたかったシャチ
/自分の心に従って悼めば良い/買うのではなく、引き取ろう/様々な追悼のあり方……
【目次】
1 人間と犬は一心同体か
2 ただひとつの欠点 別れが突然すぎること
3 輝きが消えるとき
4 猫は最期を知っている
5 別れのとき
6 野生の友を悼む
7 悲しい別れ 子供とペット
8 友を食するべきか
9 世界の路上で生きる犬たち
10 絶えゆく光に向かって
11 もう犬も猫も迎えない……つもりだったけれど
12 癒しの儀式 亡き動物たちを刻む
【著者プロフィール】
ジェフリー・M・マッソン (ジェフリー エム マッソン) (著/文)
ジェフリー・M・マッソン(Jeffrey Moussaieff Masson)
1941年、シカゴ生。ハーヴァード大学でサンスクリット学、トロントの大学で精神分析学を学ぶ。『ゾウがすすり泣くとき』(河出書房新社)は世界的ベストセラーに。『猫たちの9つの感情』『犬の愛に嘘はない』(河出書房新社)など、動物の感情世界に関する著作多数。
青樹 玲 (アオキ レイ) (翻訳)
青樹 玲(あおき・れい)
翻訳者。立教大学文学部英米文学科卒業。海外小説、英語学習誌、英語教材書籍の編集者、英語教材の開発者を経て、翻訳者になる。
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1444104051495366660