【商品概要】
真梨 幸子(著/文)
発行:講談社
四六判 274ページ
定価 1,650円+税
【内容紹介】
真梨幸子が放つネコミス登場!
人を魅了してやまない猫たちに惑わされた愚かな人間の行く末、そして猫たちのその後--。
小説現代、メフィストに掲載された短編に書下ろしを加え、大幅改稿した著者懇親の猫×イヤミスの傑作登場!
【目次】
第一話 まりも日記
第二話 行旅死亡人~ラストインタビュー~
第三話 モーニング・ルーティン
第四話 ある作家の備忘録
第五話 赤坂に死す
最終話
【著者プロフィール】
真梨 幸子 (マリ ユキコ) (著/文)
1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『ツキマトウ』『三匹の子豚』『縄紋』など多数。
【元ツイート】
https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1407540552501907457
【コメント】
「イヤミスの女王」が描く本作は、ニンゲン目線の6つの短編と猫目線の6つの閑話が絡み合った「ネコミス」連作集。登場する猫はヒドい目に遭わないので、安心して(?)お読みください。著者お得意パターンのトリックは、むしろ読後がスッキリします。(※個人の感想です。)また、明らかに著者自身の体験が元になったエピソードもありますので、猫に人生を惑わされたニンゲンのメタフィクションとしても楽むことができます。