【商品説明】
http://www.michitani.com/books/ISBN4-89642-135-3.html
【コメント】
昭和の英文学者・翻訳家であり、小説家・随筆家でもある小沼丹が、私小説でありながら三人称で描いた「大寺さん」シリーズ。その第一作である「黒と白の猫」は、心得顔で出入りする猫を軽妙洒脱に描きつつ、日常の中の死を意識させる名短編。17年にわたり書き継がれた「大寺さん」もの全12作が初めてまとめられたのがこの一冊なのですが、猫をきっかけに往年の作家を知り、他の著作まで読みたくなる例として超オススメです。