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猫が30歳まで生きる日

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【商品概要】 宮崎 徹(著/文) 発行:時事通信出版局 四六判 縦188mm 横131mm 厚さ16mm 244ページ 定価 1,800円+税 【内容紹介】 世紀の大発見「AIM」で、猫の寿命が2倍に! しかも、人間のさまざまな病気にも活用可能。 人も猫も、もっと長生きできる未来が来る。  日本では1000万頭近い猫が飼われているといわれますが、その多くが腎臓病で亡くなっています。猫に塩分を控えた食事をさせて日々気をつけていても、加齢とともに腎機能は必ず低下してしまいます。そんな猫の腎臓病の原因は、これまでまったく不明でした。  そんななか、宮崎徹先生が血液中のタンパク質「AIM(apoptosis inhibitor of macrophage)」が急性腎不全を治癒させる機能を持つことを解明しました。猫は、このAIMが正常に機能しないために腎臓病にかかることもわかったのです。  この AIM を利用して猫に処方すれば、腎臓病の予防になり、猫の寿命が大幅に延び、現在の猫の平均寿命である15歳の2倍である、30歳まで生きることも可能であるとされています。  ──これは、愛猫家にとっては、とてつもない朗報です。さらに、AIMは、猫だけでなく人間にも効き、また腎臓病だけでなくアルツハイマー型認知症や自己免疫疾患など、これまで〈治せない〉と言われていた病気にも活用が期待されます。  本書は、最新医療の研究現場のリアルを伝えます。 【目次】 はじめに――ヒトの医者、ネコの薬に挑む 序章 「余命1週間」からの復活 第1章 臨床から基礎医学の世界へ 第2章 研究の修業時代 第3章 謎のタンパク質「AIM」との出会い 第4章 〈治せない病気〉とAIM 第5章 AIMによる〝ゴミ掃除〟と腎臓病 第6章 ネコの腎臓病とAIM 第7章 腎臓病のネコにAIMを投与 第8章 ネコ薬の開発 第9章 臨床試験に向けて 第10章 新型コロナウイルスとAIM 【著者プロフィール】 宮崎 徹 (ミヤザキ トオル) (著/文) 長崎県生まれ。1986年東大医学部卒。同大病院第三内科に入局。熊本大大学院を経て、1992年より仏ルイ・パスツール大学で研究員、1995年よりスイス・バーゼル免疫学研究所で研究室を持ち、2000年より米テキサス大学免疫学准教授。2006年より東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター分子病態医科学教授。タンパク質「AIM」の研究を通じてさまざまな現代病を統一的に理解し、新しい診断・治療法を開発することをめざしている。趣味は音楽。 【元ツイート】 https://twitter.com/CatsMeowBooks/status/1420313197433671688 【コメント】 研究への寄付が1カ月で1億7千万円を突破したことでも話題になった東大の宮崎徹教授が、猫の腎臓治療の鍵を握るタンパク質「AIM」の発見から、猫を救うためのプロジェクトに邁進するまでのご自身の姿を綴った一冊。宮崎先生は、寄付金が多く集まること以上に、研究の内容が広く知られることを望んでいらっしゃるそうですので、AIMの働きについてやさしく解説されているこの本を読むことも、猫を救う応援になるはずです。

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