【商品概要】
有川 ひろ(著/文)町田 康(著/文)真梨 幸子(著/文)小松 エメル(著/文)蛭田 亜紗子(著/文)ねこまき(ミューズワーク)(著/文)北道 正幸(著/文)深谷 かほる(著/文)ちっぴ(著/文)
発行:講談社
文庫判 288ページ
定価 640円+税
【内容紹介】
猫のいない人生なんて! 良いときも悪いときも、富めるときも貧しいときも、健やかなるときも病めるときも、いつでも猫にいてほしい。猫を愛してやまない9人の作家・漫画家が贈る、猫好きのためのアンソロジー。愛されるより愛したい。その猫愛を存分に満たす、バラエティに富んだ作品たちが、1冊に。
〈猫小説〉
有川ひろ 『猫の島』
町田康 『諧和会議』
真梨幸子 『まりも日記』
小松エメル 『黒猫』
蛭田亜紗子 『ファントム・ペインのしっぽ』
〈猫マンガ〉
深谷かほる 『夜廻り猫』
ねこまき(ミューズワーク)『猫の島の郵便屋さん』
北道正幸『ネコ・ラ・イフ』
ちっぴ『ヅカねこ』
【著者プロフィール】
有川 ひろ (アリカワ ヒロ) (著/文)
有川ひろ(ありかわ・ひろ)
高知県生まれ。二〇〇四年『塩の街』で電撃小説大賞大賞を受賞しデビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊三部作」、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』など著書多数。
町田 康 (マチダ コウ) (著/文)
町田康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家、詩人、歌手。一九九六年に発表した「くっすん大黒」で野間文芸新人賞、ドゥマゴ文学賞を受賞。「きれぎれ」で芥川賞、『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、「権現の踊り子」で川端康成文学賞、『告白』で谷崎潤一郎賞、『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。『湖畔の愛』『記憶の盆をどり』『ホサナ』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』「スピンク日記」シリーズ、「猫にかまけて」シリーズなど著者多数。本書掲載の「諧和会議」は、短編集『猫のエルは』にも収録されている。
真梨 幸子 (マリ ユキコ) (著/文)
真梨幸子(まり・ゆきこ)
一九六四年宮崎県生まれ。『孤独症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。『殺人鬼フジコの衝動』が大ヒット、一躍「イヤミス」の旗手として注目をあびる。『祝言島』『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで』『向こう側の、ヨーコ』『ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係』『初恋さがし』『三匹の子豚』『坂の上の赤い屋根』など著書多数。
小松 エメル (コマツ エメル) (著/文)
小松エメル(こまつ・えめる)
一九八四年東京都生まれ。二〇〇八年、『一鬼夜行』でジャイブ小説大賞を受賞しデビュー。著書に『夢追い月』をはじめとする「蘭学塾幻幽堂青春記」シリーズ、『うわん 七つまでは神のうち』をはじめとする「うわん」シリーズ、『梟の月』『銀座ともしび探偵社』『夢の燈影(ほかげ) 新選組無名録』『総司の夢』『歳三の剣』などがある。
蛭田 亜紗子 (ヒルタ アサコ) (著/文)
蛭田亜沙子(ひるた・あさこ)
一九七九年北海道生まれ。二〇〇八年に「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。二〇一〇年『自縄自爆の私』を刊行しデビュー。その他の著書に『人肌ショコラリキュール』『愛を振り込む』『フィッターXの異常な愛情』『凛』『エンディングドレス』などがある。
ねこまき(ミューズワーク) (ネコマキ) (著/文)
ねこまき(ミューズワーク)
名古屋を拠点にイラストレーターとして活動しながら、コミックエッセイをはじめ、犬猫のゆるキャラ漫画、広告イラストなどを手掛けている。著作にベストセラーの「まめねこ」シリーズ、『まんが ねこねこ横丁 東京かんばん猫』『ケンちゃんと猫。ときどきアヒル』『トラとミケ いとしい日々』、『ねこのほそみち』『ねこもかぞく』(堀本祐樹と共著)などがある。本書掲載の作品は「ねことじいちゃん」シリーズ(既刊5巻)の番外編となっている。
北道 正幸 (キタミチ マサユキ) (著/文)
北道正幸(きたみち・まさゆき)
一九六七年福井県生まれ。一九九二年、アフタヌーン四季賞佳作を受賞。以後、「アフタヌーン」に、ギャグ漫画『スカタン野郎』『スカタン天国(パラダイス)』、特撮のパロディ漫画『ぽちょむきん』を連載。現在はシニカルな猫たちを描いた四コマ漫画『プ~ねこ』(既刊7巻)を連載中。
深谷 かほる (フカヤ カオル) (著/文)
深谷かほる(ふかや・かおる)
福島県出身。二〇一五年一〇月、Twitterにて『夜廻り猫』の連載を開始。以後、毎夜のように更新を続け、読者の共感を得る。同作で、二〇一七年手塚治虫文化賞短編賞を受賞。本書掲載の作品は、『夜廻り猫』(既刊6巻、Webコミックサイト モアイにて連載中)からの抜粋である。代表作に『ハガネの女』『カンナさーん!』『エデンの東北』などがある。
ちっぴ (チッピ) (著/文)
ちっぴ
群馬県出身。猫とともに宝塚歌劇団をこよなく愛する。WEBサイト「FEEL FREE」で『ヅカねこ』を発表、二〇一六年に書籍化もされた。本書掲載作品はその番外編である。